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パートが任される仕事は?
利用者の見守りと傾聴
利用者の側について、必要な援助をいつでもできるようにする見守りや傾聴は決して楽な仕事ではありません。コミュニケーション能力はもちろん、些細な変化に気づき、けがや事故を未然に防ぐための観察力も求められています。また、利用者が安心して過ごせるように、利用者の心に寄り添いながら不安や悩みを取り除くなど、細やかな配慮も必要ですよ。
身体介助
身体介助とはいわゆる食事や入浴、排泄の介助のことです。
入浴介助は入浴前に体温や血圧など異常がないかをチェックし、脱衣や洗髪、洗体をします。施設によって行う時間は異なりますが、デイサービスでは午前中に、特別養護老人ホームなどの入居型の施設では午前と午後の2回行うことが多いようです。利用者の全身を支えながら介助しますが、浴室は滑りやすいので転ばないように注意しなければなりません。
食事介助はその名の通り、利用者の食事の手伝いです。口に食べ物を運んだり、食欲をそそるために献立を説明したりなど会話を交えながら介助していきます。食べ物が器官に入ると危険なので、口に運ぶペースや食事中の姿勢に気を配らなければなりませんよ。
排泄介助は利用者をトイレに連れて行って便座への移乗や衣服の上げ下ろしなど必要な介助を行うことです。排尿や排便の合図を察知して適切なタイミングでトイレに誘導しなければなりません。排泄介助は本人の尊厳を侵害しないよう配慮する必要があります。
レクリエーションの準備やサポート
介護施設では利用者の身体機能の維持や向上、精神的な健康を保つことを目的にさまざまなレクリエーションを行っています。安全に開催するためには準備やサポートが重要ですが、パートがその部分を担っています。レクリエーション中は利用者が興奮して無理をする可能性もあるのでけがをしないように見守ったり、楽しんでもらえるように場を盛り上げたりします。
清掃や洗濯
介護施設は高齢者が多いので、施設内を清潔に保たなければなりません。施設内の清掃や、館内で使用した利用者の衣類やタオルなどの洗濯もパートの仕事です。最近は新型コロナの予防対策にも力を入れているため、消毒作業も行っています。清掃専門のスタッフを雇っているところもありますが、小規模な施設などではパートが清掃や洗濯を担うことが多いようですね。
夜勤の巡回
24時間体制で介護サービスを提供している施設では日勤だけでなく夜勤もあります。パートも夜勤に入ることがありますが、主な仕事は利用者の部屋を巡回して異変が起きていないかのチェックです。
万が一、利用者が体調を崩したり、けがをしたりした場合はその場で迅速に対応します。慌てずに、落ち着いて的確に対処しなければなりませんよ。
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